こんにちは!シッターのNakasatoです😸
あるお客様に、
「犬に猫のご飯をあげても大丈夫ですか?」
と聞かれました。
猫ちゃんと一緒にわんちゃんも飼っていらっしゃるお客様で、食いしん坊なわんちゃんがたまに猫ちゃんのご飯を食べてしまうそうです。
犬と猫のごはんって見た目もあまり変わらないし、これまで病気もしてないから大丈夫ですよね?とのことでした。
こういうことって、違う種類のペットを同じおうちで飼っていれば珍しいことではないかもしれません。
でもお客様には「できればやめた方がいいですよ」とお伝えしました。
それはなぜか?
犬と猫のご飯は同じように見えて違うからで、大きく分けて3つの理由があります。
①猫と犬では食性が異なる
→猫は完全肉食だが、犬は雑食といわれている
②嗜好性が高まるよう猫のごはんのほうが塩分が多めに含まれていることがある
→塩分のとりすぎが心配(キャットフード選びでもナトリウム含有量の低いものを選びたい)
③犬と猫では体内で作り出せる栄養素が違う
→犬はタウリン、ビタミンA、ナイアシンなどの栄養素を体内で合成できる
一方の猫は体内で合成できないため、猫のご飯には(特にタウリンは)必ず含まれている
→犬が長期間に渡って摂取し続けると栄養素の過剰摂取になる恐れがある
※試しにキャットフードとドッグフードの成分表示を見比べてみましょう。
これらの理由から、逆のケースで犬のご飯を猫にあげるのもおすすめできません。
何度か間違って食べてしまったくらいであれば大きな害はないかもしれませんが、長期に渡ってあげ続けると猫の場合は必要な栄養素を補うことができなくなってしまいます。
キャットフードは猫ちゃんのために、ドッグフードはわんちゃんのために作られています。
軽い気持ちで違うフードをあげないのはもちろん、
誤って食べてしまわないよう犬と猫ではご飯をあげる時間をずらしたり、部屋を分けたり、残った分は下げるなどの工夫が必要ですね。
ちなみに…
猫ちゃんのご飯選びについても、残念ながら詳しく知らずに適当に選んでしまっている飼い主さんはとても多いです。
この現実には日本中の猫ちゃんのために警鐘を鳴らしたいです。
ということで、次回は猫ちゃんのフード選びについてコラムを書きます😸
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