こんにちは!シッターのNakasatoです。
タイトルのとおりですが、皆さんは
#9910 道路緊急ダイヤルをご存知ですか?
道路緊急ダイヤルは、国土交通省が管理している電話番号です。
市道や国道、高速道路などで道路の損傷や異状を発見したときに通報することができるんです。
2005年に設置されて以来14年が経ったようですが、認知度は依然低いままです。
私はこれまでに数回、こちらの電話番号に電話をしたことがあります。
ですが、理由は道路の損傷や異状の発見ではありませんでした。
数日前もそうです。
朝、職場や学校へと急ぐ車列であふれる近所の大きな通り。
結構なスピードの車がすれちがっていきます。
そのとき、対向車線側の車が何台も、何かを避けるように徐行しながらこちら側の車線にはみ出して運転しているのを見かけました。
なんだろう、嫌な予感がします。
混雑する車と車の間にちらっと目をやると、予感が的中してしまいました。
野生動物でしょうか、ちょうど猫くらいの大きさの動物の無残な姿でした。
その動物が何の動物かという判別もつかないほどの惨状でしたが、このあたりは野良猫の多い地域なので猫だったのかもしれません。
一体いつからこんな冷たいアスファルトの上で、
何度も何度も車に轢かれ続けていたのでしょう。
平日の朝、行き交う人の目にさらされ続けていたのでしょう。
そう思うと本当に涙が出ます。
でも、もうとっくに息絶えていることは明らかで、私自身どうしてあげることもできない。
交通量の多い道路、車の通行を止めて処理してあげることもできない。
そんな時、唯一できることが私にはあります。
#9910 に電話することです。
車を停めて道路の状況を伝え、おおよその住所を伝えます。
「連絡することはないと思いますが、万一場所が不明だった場合は確認のため連絡するかもしれません」と言われたため名字と電話番号をお伝えしました。
(答えたくなければお断りしても良いのではないかと思います)
この場合では、電話に出た係の方が「区の清掃事務所と連絡をとり適切に処理します」と言ってくださいました。
これでもう、これ以上車に轢かれ続けることはなくなります。
悲しい姿を人目にさらされ続けることもなくなります。
数時間後、外出先から戻る際にも同じ通りを通りましたが
そのときにはもう、道路は何事もなかったかのように綺麗に清掃されていました。
市民に代わって、つらいお仕事を引き受けてくださる清掃事務所の方には本当に感謝です。
動物に携わる者として、一人の動物好きとして皆さんにお願いです。
北海道の道路上では、猫に限らずタヌキ、キツネ、オコジョなどの野生動物が事故によって命を落としていることが多々あります。
そんなとき、ぜひ#9910 道路緊急ダイヤルに一本電話をしてください。
その電話によって、死んでしまった動物の魂が救われるかもしれません。
忘れないよう、私はこの番号を携帯電話やスマートフォンの電話帳に登録しています。
ご存じなかった方にはぜひ知っていただきたく、今回ブログで書かせていただきました。
人と暮らすペットたちだけでなく、野生の動物たちも無事に虹の橋を渡れますように。
皆さんのご協力をお願いします。
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